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クルマ修正Q&A掲示板

エンスト後、エンジンが掛からない

回答済み

L20E型エンジンのECCS搭載車に乗っています。
スロットルオフで回転数が落ちていくとアクセルを踏んでも反応が鈍くなってクラッチを切ったらエンストし、またステアリングをきってパワーステアリングからエンジンに負荷がかかるときもパワーが喰われる感じでエンスト、という症状が表れ、発症後にエンジンが掛からなくなりました。
セルモーターの動作や燃圧、プラグの点火に問題はなくプラグかぶりの様相もないことから、まずエアフロメーターの故障を疑って交換したところ、一度はセルを回すとすぐに始動したものの、10分ほど低負荷で走らせてからエンジンを切って数時間置いて再び様子を見るとやはり同じ症状でエンジンが掛かりません。
ECUを外して基板を見たものの、電解コンデンサが破裂したような様子もありません。
またハーネス類が断線しているとしたらそもそも一度止まったエンジンが始動するはずがないので、その可能性も低いと考えています。
となると残る可能性はインジェクターに燃料を噴射させない何らかの誤った信号が出ているのではないかと思うのですが、ECUの目に見えない故障かEGIないし燃料ポンプ等のリレー類の故障ぐらいしか思いつかず、他に考えられる可能性や見落としているポイントがないか専門家のご意見を伺いたくお尋ねする次第です。
よろしくお願い致します。

質問者:C-TURBO 居住:大阪府 車種:日産・セドリックセダン E-430型 年式:1981年式(マイナーチェンジ後) 日付:2020-07-26 23:48:36
カテゴリ:エンジン

クルマの相談館事務局

 一般的な事例になりますが、クラッシクカーの燃料系不調に多いのが、燃料タンクの錆によるフューエルフィルタの詰まりです。散々エンジンの部品を変えた結果、燃料タンクが原因だったという事例が過去にありました。
 クラシックカーの整備につきましては、ディーラー様より経験のある整備工場をお勧めします。

日付:2020-10-09 17:49:45

ご回答ありがとうございました。
あの後四苦八苦しながらどうにか解決に至りましたので、後学のためにここに記させていただきます。

まず燃料に錆等が混ざって詰まった観点ですが、燃料フィルターに錆が詰まった可能性は燃圧が正常だったことから低く、またインジェクターに錆が詰まった可能性はインジェクター2〜3本程度の話ではなく6本とも全く燃料を噴射しなかったことからそちらの線も消えました。
続いてECUの互換品が手に入ったので交換したものの、交換後も症状が全く変わらなかったためECU不調の可能性も消えました。

試行錯誤するうちに、どうやら夏の昼間で気温が高いとエンジンが全くかからず、日が暮れて気温が下がってくるとクランキングし続けて初爆に成功すれば始動する、という傾向が見られるようになり、エンジンルーム内の温度が始動の可否を左右しているのではとの仮説を立てました。
そこでいろいろ調べたところ、水温センサーの故障によって実際と全く異なる温度情報が水温センサーからECUに送られ、それが原因で燃料噴射を狂わせている可能性に辿り着き、水温センサーを交換したところ一発始動と安定したアイドリングの回復に成功、と相成った次第です。
(参考文献:http://www.jaspa-oita.or.jp/jissen/2008/05/page2_1.html )

以上の点から、今回の故障は「水温センサーの故障により暖気時に燃料噴射をカットする信号が誤って出されたこと」が原因という結論に至りました。

ちなみにこの過程で分かったのですが、ディストリビュータやクランク角センサーの故障だとそもそもプラグ自体が点火しないため、燃圧とプラグ点火の可否で原因をある程度絞り込むことが可能なようです。

ただこれで燃料タンクが無傷と断言できるわけでもないので、錆によって詰まりが発生する可能性については今後注意していきたいと思います。

日付:2020-10-11 18:47:25

水温センサー交換から2ヶ月ほどになりますが、今のところパワーダウンやノッキング等の症状は出ておらず、ひとまずこれで修理完了と見て良いかと思われます。

ちなみに「ステアリングをきってパワーステアリングからエンジンに負荷がかかるときもパワーが喰われる感じでエンスト」という症状については今回の故障とは全く無関係だったことも判明しまして、クーラーONでコンプレッサが稼働した際に、本来機能するはずのAAC(アイドルアップ)バルブが改造によってその機能を封じられているためアイドリング回転数がエンストするギリギリのところまで落ちてしまい、その状態で油圧系統などからエンジンに負荷がかかるとそのラインを割り込んでエンストしてしまう、という症状だったようです。
この時期の日産車のAACバルブは故障しやすくよくエンストを招いたそうで、その対策のひとつだったのかもしれません。

またエアフロメーターについては、L20EエンジンにL28E用のエアフロは空気流量が全く異なるため使用は不可で、同じL20E用であっても車種により細かな制御が異なるため品番が違えば使用に適さない可能性があるとのこと。
こちらも今回の私と同じような故障に直面した方への参考になればと思い、追記致します。

日付:2020-10-11 19:06:03

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