茫々たる草原の中に馬の嘶きが聞こえる。先も見通せない、しかし、期限のあるある時期を、今やっとの思いで乗り越えようとする頃、馬は勢いを増して走り始めた。疾風の様にその馬は七色の色彩で彩られ小さく、小さくなって行く。その先の先の緑色の大平野には点々と白いものが浮いている。それは柔らかくとても暖かく感じられた。間もなく七色の馬は天馬となって少しずつ少しずつその姿を透明にしては消してゆく。一年が羊に変わろうとしている瞬間である。皆さんにとってこの一年はどの様な一年であったのですか?
2014-12-23