大変困っています・・・。
Y30セドリック・VG20（ノンターボ・AT）を所有してるんですが、エンジンがかかりません。
大方の原因は分かっています！燃料ポンプに電気が流れません。

大まかですが、今までの経緯をお話しいたします。

燃料ポンプ故障→交換→キーオンで燃料ポンプに電気が流れない（クランキング時も同様）→燃料ポンプリレー交換→改善無し→電装メインでしてる業者に来て貰い作業依頼→配線図がないと修理が無理→アースがコンピュータ経由で落ちるので、コンピューター修理で県外業者に依頼→改善しない→お手上げ
という状態です。
一番は配線図の入手ですが、ディーラー・デンソー・ヤフオク探してもありません。ネットにも落ちてません。
ECU中古も探しましたが、当然無いです。
ECCSのハンダクラックも目視で確認済み（108番・20番）
※基盤上に記載されている番号で確認

新規配線を製作して個別回路でも構いません。
どなたか救いの手をお貸し下さい！

＜車両明細＞
年式S59.4
型式E-Y30
車体番号Y30-053〇〇〇
型式・類別04827/0290

旧いお車ですのでこちらでも配線図を確認をすることができませんでしたが、VG30Eのものではありますが簡単な回路図の確認がとれましたのでそこから想定される不具合をお伝えしたいと思います。
VG30Eと同じ回路構成だったとするならばということを前置きさせていただきますが、フューエルポンプはエンジン始動後30秒間はフューエルポンプ・コントロール・リレーで制御されており、その後はコンピューターで電流の制御をおこなっております。

ECCSコントロールユニットの20番端子はフューエルポンプ・コントロール・リレーのアース側の配線になり、エンジン始動後30秒間はECCS経由でアースされフューエルポンプを作動させています。
キーONの状態で、この20番端子の配線を直接アースさせたときにフューエルポンプが作動するならばフューエルポンプ本体、フューエルポンプ・コントロール・リレー、フューエルポンプ・コントロール・リレーからECCSの20番端子までの配線の異常はないということになるかと思います。
ECCSの108番端子は、キーON直後から約5秒間、そしてエンジン始動後30秒以降にコンピューターで電流制御するときのフューエルポンプのアース側の配線です。
キーON直後の約5秒間とエンジン始動後30秒以降は、この108番端子がECCSに入力され、ECCSからアースにされるのですが、この時にエンジンの回転にに合わせたフューエルポンプの回転（吐出量）になるように電流制御をおこなっているようです。
キーONの状態で、この108番の配線を直接アースさせた場合にフューエルポンプが作動すれば、フューエルポンプ本体、フューエルポンプからECCSまでの配線は異常がないということになります。

上記の確認でフューエルポンプが作動するならば、不具合はECCS側になるかと思います。ただこのECCSを作動させるためのEGIリレーはご確認されておりますか？
EGIリレーはこのECCSコントロールユニットを作動させるためのリレーになります。EGIリレーが故障しているとECCSコントロールユニット自体が作動しないためフューエルポンプも作動しません。もしEGIリレーをご確認されていないようでしたらそちらも併せてご確認してみてください。

ただ、やはり正確に診断し修理を進めていくためには配線図やサービスマニュアルはあった方がいいかと思います。メーカーのお客様相談室などに一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。