出発してエンジンルームの温度が高くなり、信号待ち等でアイドリング状態になると電圧が12.5V位いに下がりオルタネータが働いてないと思えるのでアクセルをふみ1000rpmに上げると14.5Vにあがり発電するようになるのですが、先ほど異音・・(甲高い音)窓を閉めるとあまり気にならず、また異臭がするので電圧計をみたら12.1Vとか11.7Vだったのでエンジン回転を2000rpmから3000rpmにしても電圧が12V台のままなのでオルタネータが発電してないようです。原因は何でしょうか？高温になると発電機を回すベルトが伸びて異音と異臭が出るのでしょうか？

オルタネーターで発電される充電電圧が低い状態ということですね。
一概に電圧が低い＝オルタネーター不良というわけではないのでよく点検・確認が必要になります。

充電電圧は、その時に使用している電気負荷の状態にもより変わってきます。エアコンなど消費電力が大きいものをご使用されている状態ですと充電電力も低くなります。なぜならオルタネーターで発電された電力はそれらを作動させるための電力に消費されますので充電電圧も当然低くなってしまうからです。極端な例でいえば、夜間、渋滞中にエアコンをつけヘッドライトを点灯しラジオ、ワイパー、リヤデフォッガーなどの電装品をつけた状態ですとクルマによってはオルタネーターからの発電量だけでは間に合わずバッテリーからも電力を消費してしまいます。夏場などの暑い時期にバッテリーが上がりやすいのは、夏場はこうした電気負荷が多い使用環境のためバッテリーには負荷がかかり、バッテリーの性能が低下してしまうためです。
正確な充電電圧の測定は暖気後、エアコン、ヘッドライト・ブレーキライト、ラジオ、ワイパーなどの電装品を全てご使用されていない状態での確認が必要になります。
また、バッテリーの性能が低下した状態でも、バッテリー自体の抵抗が大きくなるため充電電圧も低くなってしまう傾向があります。
それらの1つ1つの確認・点検がとれていない状態ですと、ただ単純に充電電圧が低い状態だけではオルタネーターの不具合とは断定が難しいかと思います。

ただ、異音（甲高い音）がして異臭がしたということですよね。この異音の原因がファンベルトが劣化してベルトがスリップしている状態であればオルタネーターの発電量が低下している可能性もあります。
ベルトは定期的な交換が必要な部品です。ベルトが劣化してくるとベルト表面にヒビ割れを起こしゴム自体も硬化してくることから、アイドリング時などではベルトから「キュルキュル」音が発生しエンジンの回転を上げるとベルトがスリップし「キー」や「キュー」といった比較的大きな音が発生する場合があります。ただし、このベルト鳴きはエンジン始動直後に多く発生します。よほどの劣化がなければ、エンジン始動後しばらくしてからは逆に音が消えてしまいます。エンジンが暖まっている状態で異音が発生したということですとベルトが原因であればかなり劣化している状態が考えられ、また発生した異臭の原因がこのベルトが溶けているためのものでしたら危険な状態かもしれません。オルタネーター自体のベアリングなどが劣化しオルタネーターのプーリーの回転が重くなりベルトが滑ってしまっている可能性もあります。

いずれにしても、発電・充電不良の場合は出先でいきなりエンジンが停止したり、エンジンの始動が困難になる恐れがあります。
安全のためにもお早目に最寄りの修理工場やディーラーで点検をしていただいた方がいいでしょう。

早速の回答ありがとうござおます。当方あまり車に詳しくないので色々な可能性を教えて頂き、なるほどと勉強になりましたが、、回答を見る間もなく今朝走行中にボンネット付近より相当な煙りが発生し残念な事に、車を廃車にしてしまいました。

もっと早くディーラーの点検を受ければ良かったのですが、運悪くフォードが日本から撤退するとの事で自分のディラーがフォードの修理が出来なくなるとの事で後手に廻てしまいました。

本当に細かく回答して下さり頭があがりませんが今後の勉強にはなりました。
本当にありがとうございました。

尚、パソコンに詳しくない為、また初めての質問の為、この様な返事でよいのか迷いましたがこんなに早い回答が頂ける事に驚きました。　(nimo)