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クルマ修正Q&A掲示板

右左折後にステアリングセンターが出ない

解決

元々がフロントの底打ち車のようで、オイルパンや右ステアリングラック、右テンションロッド、右タイロッドエンドの交換がされてあることを確認しております。
底打ちの件や、年式、走行距離からして、ボディは歪んでいると思いますが、溶接跡等はありませんでした。

簡単に測定したところ、左右でホイールベースが約1センチ異なるので、調整式テンションロッドでホイールベースを調整しました。ステアリングのセンターが出て、ほぼ12時の位置で真っ直ぐ走るようになりました。

しかし、小さな交差点を右折した後は、しばらくの間センターライン側に引っ張られ、その逆の左折後ですと歩道側へ引っ張られます。直前の操作の切れ角に比例して、その後の引っ張られ方が大きくなります。
しばらくの間、ステアリングが戻らないような感じです。1~2キロ直線を走るとセンターが復活します。

フロントサスはシルビア系のストラットで、社外のピロボール式が入っています。アライメントは一度も取っていません。

どんな点が疑われるのでしょうか。
宜しくお願い申し上げます。

質問者:nob 居住:茨城県 車種:S15シルビア 日付:2015-12-13 18:05:00
カテゴリ:足回り

クルマの相談館事務局

まずホイールベースの長さが左右約1cmくらい違うということですので足廻りに何らかのダメージがあったものと思われます。右フロントの足廻りが損傷したことによるものだとするとボディ側の歪みやロアアームなどの曲りやロアアームの取り付け部のサスペンションメンバーの曲り等が考えられます。

このホイールベースの長さを調整式テンションロッド(社外品でしょうか?)で合わせたため、左右のキャスター角に相違がでてきている状態と思われます。
キャスター角の役割は直進性の保持やハンドルの復元力に大きい役割を持っておりこのキャスター角が過少、過大、または左右不均等の場合には車輪の復元力に問題が生じステアリングの戻りが悪くなったり旋回時のステアリングホイールを保持するのに大きな力が必要になったりステアリングが流れたりするなどの現象が生じます。
また、このホイールベースの狂いは根本的な原因を解決しないで調整で直そうとすると様々な弊害が起きてしまいます。
まずはキャスター角だけでなくキャンバー角、トゥー角といった4輪アライメントを測定してみてはいかがでしょう。それにより必要な対策が見えてくるかと思います。

日付:2015-12-14 17:58:02

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