エンジン


解決

下り坂での違和感

初めまして。中古車を知人から譲り受け乗っている者です。下り坂での違和感について質問があります。峠道や少し急な下り坂を走行中のことなのですが、下り坂の途中でブレーキを踏むとブオーンというような音と共にエンジン回転数が上がり、心なしかアクセル、ブレーキが重くなるような感覚になります。ブレーキが効かないということはなく、その状態も少し時間が経つと元に戻ります。この状態はどういう原因が考えられますか?平坦な道を走行している時は何ら異常は感じられません。上手く説明出来ず申し訳ないのですが、ご回答のほど宜しくお願いします。


質問者:Saku 居住:茨城県 車種:ノア 年式:H15 日付:2017-05-16 11:09:07
カテゴリ:エンジン

クルマの相談館事務局

峠道や少し急な下り坂を走行中にエンジン回転が上がる状態は、AT(オートマチック・トランスミッション)が下り坂の走行に適したギヤに変速されたためエンジン回転が高くなった状態だと思われます。
ATは、コンピューターにより変速制御されており、車速やエンジン回転、アクセル開度などからその時の走行条件に適した変速制御をおこなっています。下り坂でエンジン回転が高くなったのは下り坂の走行状態を各種センサーにより検知し下り坂に適したギヤに変速(エンジンブレーキが効く状態)されたからだと考えられます。

平成15年式ノア、型式:TA-AZR60Gは、エンジンのスロットルバルブの開閉は電子制御式スロットルバルブが使用されています。電子制御式スロットルバルブは、アクセルペダルに配置されたアクセル・ポジション・センサーにより運転者がどれくらいアクセルペダルを踏み込んだか検知し、その情報をエンジンコンピューターに伝えます。エンジンコンピューターは、その運転状態にあったスロットル開度を決定しスロットルバルブに取り付けられているスロットル・モーターを駆動します。
電子制御式スロットルバルブはモーターの駆動によりスロットルバルブの開閉をおこなっております。アクセルペダルはワイヤーなどでスロットルバルブに直接つながっているわけではないため常に一定の重さ(踏力)になっています。
エンジンの回転が高くなったことにより、アクセルの踏み込み量も平坦な場所とは異なるため感覚的に重くなったように感じたのではないでしょうか。
ただ、ブレーキペダルはペダルのストローク(踏み込み量)により、その踏力が変化します。AZR60Gはリンク式可変ブレーキペダルが使われており、ブレーキの踏みはじめの踏力は低減する構造になっています。下り坂ではブレーキにかかる負荷も大きくペダルストロークも大きくなることからブレーキが重くなる感覚になったのではないでしょうか。
ブレーキの効き具合に問題がなければ異常はないとは思われますが、感覚は人それぞれ違いますので文章だけでは伝えきれない部分もあると思います。安心してお乗りいただくためにも最寄りのディーラーや修理工場で現車を診ていただいた方がいいでしょう。

クルマの相談館の提携工場は茨城県にもございますのでお近くであればお問い合わせしてみてください。
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日付:2017-05-26 18:53:51

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