質問失礼致します。
H15年式 60ヴォクシーですが
バッテリーを交換したにもかかわらず
1週間でバッテリーが上がります。
使用方法は、週に1、2回です。
オルタネーター不良かと思い、ネッツに持ち込むも
問題無しとの事。
電気つけっぱなし等はしておらず
ディーラーの方からは待機電力かもしれない
との事ですが、電装関係はナビ、ETC位で
思い当たる節がありません。
非常に困っているため、分かりやすく説明頂ける方
回答のほど、よろしくお願い致します。
質問者:まっすん 居住:大阪府 車種:ヴォクシー AZR60 年式:H15 日付:2017-04-21 13:10:43
カテゴリ:電気系
バッテリーが1週間で上がってしまうとは安心してクルマに乗ることはできないですよね。
バッテリーが上がってしまう原因はオルタネーター(発電機)の発電不良でバッテリーへの充電不良が起きている場合や電装品の不具合によりエンジンを切ったあともバッテリーの電力を消費し続けてしまう場合、ライト類の消し忘れなどが考えられます。
ライト類の消し忘れやオルタネーターに異常がないようですと、電装関係の部品の不具合によりエンジンを切ったあともバッテリーからの電力を消費し続けバッテリーが上がってしまった可能性があります。
クルマはイグニッションをOFF(キーを抜いた後)の状態でも微小な電流が流れています。キーレスの受信やナビや時計、クルマのコントロールユニットなどのバックアップのために必要だからです。このキーを抜いたあとも流れている電流を暗電流といいます。家電でいう待機電力のようなものです。
この暗電流はクルマにより異なるのですが、一般的には20mA~50mA(0.02A~0.05A)くらいが正常値と言われています。この暗電流が高いとバッテリーが放電するスピードが速くなりますので、すぐにバッテリーが上がってしまうということになるのです。
暗電流が必要以上に高いようですと電装品の不具合が考えられます。後付けの社外品(ナビ・オーディオ、セキュリティ)の不具合から暗電流が高くなりバッテリーが上がってしまうこともあるのですが、クルマには他にも数多くの電装品が使われています。例えばエンジンのコントロールユニット、パワーウィンドー、エアコンなどの空調システム、ライト、各部のスイッチやリレー類等、これらも全て電装品になります。
暗電流が高ければこれらの電装品のどこかに不具合があり電気を消費している状態が考えられます。例えると、エアコンを作動させるためにはエアコンのコンプレッサーを作動させなくてはなりません。このコンプレッサーを作動させるためのリレーの接点に固着などの不具合があった場合、エアコンを切ったあともエアコンのコンプレッサーのマグネットクラッチという部品に通電したままの状態になってしまい、キーをOFFにしたあともバッテリーがら電気が流れ続けてしまうため、結果バッテリーが上がってしまいます。
このような、電装品の不具合により暗電流が高くなりバッテリーが上がってしまう症状の場合は配線の接続やヒューズ等を抜いて暗電流の変化を確認しながら、どの部分で電気を消費しているのか配線図等を確認しながら診断していく必要があります。
安心してお乗りいただくためにも最寄りのディーラーや修理工場などにお車を預け診ていただいた方がいいでしょう。
クルマの相談館の提携工場は大阪府にもございますのでお近くであればお問い合わせしてみてください。
大阪府の工場一覧はこちらです。
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日付:2017-04-27 15:54:41