タイヤ・ホイール


解決

スタッドレスなのに滑る

スタッドレスタイヤを履いているのに、周りで走行している車に比べてかなり滑ってしまいます。
十分に減速して曲がろうとしても、対向車線に飛び出してしまいそうになります
タイヤは2013年製の17インチのスタッドレスを使用してます
残り溝は7ミリ程度です
決して安いタイヤではないのですが・・・
タイヤ以外にも考えられる原因はあるのでしょうか?


質問者:名前なし 居住:北海道 日付:2017-01-31 18:18:20
カテゴリ:タイヤ・ホイール

クルマの相談館事務局

タイヤが滑る、またはスリップするのであればやはりタイヤが原因ではないでしょうか。

スタッドレスタイヤには冬用のタイヤとして雪道や氷のはった道を走行できるよう溝の深さが定められています。
その基準となるのは、新品時から見た溝の深さの50%になります。スタッドレスタイヤにはプラットホームというその目安がわかるようになっている部分があるます。
プラットホームはタイヤの接地面(トレッド面)にありますが、その位置はタイヤの横の部分(サイドウォール)を見るとわかるようになっています。サイドウォール部分にはプラットホームの位置を記す矢印があり、この矢印の個所をたどったトレッド面にプラットホームがあります。
この部分の溝がなくなっているならば、すでに使用限界ということになります。このプラットホームが露出して溝が50%以下になるとスタッドレスタイヤとしての性能が十分に引き出せなくなりますので、雪道や氷道などでは使用ができなくなります。
新品のスタッドレスタイヤで溝の深さは10mm前後ですので、7mm程度ということは、まだ50%は切っていない状態だと思われます。ただしメーカーにより新品時の溝の深さも違いますのでこのプラットホームを一度ご確認してみてください。

また、スタッドレスタイヤには氷上でも滑らずにゴムが路面に食い込みやすくするため、非常に柔らかい素材でできています。
新品時は最も柔らかい状態ですが、時間の経過とともに固くなっていきます。タイヤはゴムですので、輪ゴムのようにだんだんと硬化して、最後にはヒビが入ってしまうというわけです。よってスタッドレスタイヤは製造されてからどの程度時間が経過しているのかがひとつの使用期限の目安となります。
一般的にはスタッドレスタイヤの使用期間の目安は3~4年程度といわれています。ただし、タイヤの保管状況により劣化のスピードは変わってきます。直射日光が当たる場所や、雨ざらしの場所などに置いておくと早目に劣化してしまうためです。溝が残っていてもゴムが固くなり、ヒビ割れを起こしているようですと本来の性能を発揮できないだけでなく危険な状態です。

先に述べたようにスタットレスタイヤは経年劣化していきます。その目安は3~4年程度ですが、保管状態により品質にばらつきが発生します。
そこで、どれくらいゴムが硬化してしまったか計測できる方法があります。タイヤ販売店にいくとこのゴムの硬度を測ることができる硬度計があります。この硬度計を使用すればゴムの硬度を正確に測定できるためスタッドレスタイヤの交換するタイミングもわかりやすいので、タイヤ販売店でゴムの硬度を含め一度点検していただくことをおすすめいたします。


日付:2017-02-06 17:02:25

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