ミッション


解決

CVTの不具合

CVTの奇妙な症状です。信号待ちでスタートさせると、回転だけが高くなり加速しません。しかし、エンジンを切り再スタートさせると何事も無かったようにスムーズに走ります。車速センサー?たるものを2個交換したのですが、改善されません。ストレーナーの詰り?よくわかりません。アドバイスがあればお知らせ下さいませ。


質問者:zero2002 居住:兵庫県 車種:セレナ c25 年式:19年 日付:2016-10-06 20:47:55
カテゴリ:ミッション

クルマの相談館事務局

CVT(Continuously Variable Transmission)は、変速ギヤを使用せず、無段階に変速できるトランスミッションです。2対のプーリーと、それらをつなぐベルトで構成されており、プーリーの直径を変化させることで、連続的に変速することができます。
CVTは無段階に変速できるため、変速ショックのないスムーズな走りが可能です。また、常に最適な変速比を保つことができるため、無駄なエネルギーを使用することなく、燃費の良い走りを可能にします。

CVTは各種センサーからの情報をもとにコンピューターで制御されています。実際の車速・エンジン回転数・アクセル開度などの基本的な情報に加えて2対のプーリーのそれぞれの回転数やCVTオイルの油圧等の様々な情報をもとに、この2対のプーリーの溝幅をステップモーターで変化させることにより走行状況にあった滑らかで連続的な変速を可能にしています。
交換した2個の車速センサーは、この2対のプーリーの回転数を検知しているそれぞれの「回転センサー」だと思われます。この回転センサーの不具合で実際のプーリーの回転数を検知できず加速不良などの症状が発生することもあるようです。

ストレーナーは、CVTオイルをろ過するためのフィルターのようなものです。ここに詰まりなどがあるとCVT内を循環するCVTオイルの油圧が上がらず加速不良、滑りなどが発生することもあります。「回転だけ高くなり加速しない」という状態から判断すると詰まりが発生している可能性も考えられるということでしょうか。

CVTは様々な部品の組み合わせで正常に作動しています。1つの部品の不具合でも加速不良等の症状が発生することがあります。警告灯が点灯するような故障の場合はクルマのコンピューターに記憶されている不具合のコードを読み取ることで不具合個所を絞り込むことができますが、警告灯が点灯しない故障の場合は症状発生時のCVT各部の状態を確認・点検し診断する必要があります。
もし、今回の「信号待ちでスタートさせると、回転だけ高くなり加速しない」という症状が再現が難しい不具合でしたら、症状発生時の詳細な状態、例えば、走り始めてから距離、その時の走行条件などを細かく修理工場に伝え、症状の再現時に診断していただいた方が問題解決への近道になるかと思います。


日付:2016-10-12 17:33:30

回答、ありがとうございます。
一度、ストレーナーを交換してみます。


日付:2016-10-13 11:34:37

ストレーナーを交換しましたが、改善されず。
症状は同じでした。またまた日産に相談したのですが、CVT車が煙いのか、頼りない回答ばかりです。ATのコンピューターが2つほど付いているようですが、コンピュータートラブルならチェックランプが点灯すると思うのですが。。


日付:2016-10-18 21:11:33

クルマの相談館事務局

断片的な情報のため、お話を整理させていただきますと日産のディーラーにて診断しセンサーを2個交換したが症状は変わらず、ストレーナーの詰まりの疑いが考えられたためストレーナーを交換。症状は改善されず、再度、日産のディーラーに相談したところCVTのコンピューターに不具合がある可能性があるとの見解なのでしょうか?

まず「コンピュータートラブルならチェックランプが点灯すると思うのですが。。」とのご質問ですが必ずしも各部のセンサーやCVTコントロールユニット(CVTを作動させるためのコンピューターです。)の全ての不具合でチェックランプは点灯するわけではございません。
メーカーやそれぞれのクルマにより制御方法が異なるためチェックランプを点灯させる条件は変わってくるとは思いますが、各部回路内で断線や短絡、センサーからの信号がCVTのコントロールユニットに入力されなかった場合やセンサーから送られてくる信号がプログラムされた範囲から外れていた場合等であればCVTコントロールユニットは不具合を検知しチェックランプを点灯させます。しかし故障を検出するための制御範囲に含まれていない不具合については検知することはできません。
また、常時不具合症状が発生していない故障の場合、症状が出ていない時には各部は正常に作動している場合が多く不具合の原因を見つけ出すことが難しい状態です。
よって、できる限り症状発生時の診断が必要になるわけです。悪い状態のときに各部の状態(センサーの信号電圧の値やCVTオイルの油圧などの状態)を診断機等で点検し正常なものかどうかの判断をしなくてはなりません。

詳しい状況はよくわかりませんが、いずれにしても修理した日産のディーラーに不具合個所を特定していただかないと先には進まないですよね。一度別のディーラーにセカンドオピニオン的に診ていただくのも1つの方法かもしれません。
また、都合上難しいかもしれませんが不具合個所が特定できるまでクルマを工場に預けて診ていただいた方が確実な解決策になるのではないでしょうか。


日付:2016-10-21 18:07:42

結局、日産のテスター診断の結果は、CVTの不良との事、納得の行くような行かないような。。その後、ラッキーな事に同じ車両の事故車が入庫、エンジンごと載せ替えました。

色々と、ご親切にご対応頂き、ありがとうございました。またお世話になると思いますが、よろしくお願いいたします。ありがとうございました!


日付:2016-11-02 22:45:54

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