二年間エンジンを掛けていない54年式のRX-7のエンジンを掛けようとするとエンジンが回らないんです（クランキング出来ない）。
セルで回らないので、エキセントリックシャフトのプーリのボルトにボックスレンチを掛けて回しても右にも、左にも回らないです。
マツダのディーラーはカーボンロックと言うのですが、
1)カーボンロックでエンジンが回らなくなるのでしょうか？
ディーラーはエンジン内部が錆びるのはOリングなどの劣化で冷却水が入り込めば錆びる可能性はあるが、水が入らない限り2年位でエンジン内部が錆びる可能性は低いとの事です。
2)錆びているか確認方法はないのでしょうか？
3)他にエンジンが回らない理由はないのでしょうか？

1．2．3の質問でお願いします。

初代RX－7、希少な名車をお持ちになられているのですね。
大切になさってくださいね。

＞1)カーボンロックでエンジンが回らなくなるのでしょうか？
ロータリーエンジンの修理経験が豊富な取引先のマツダのディーラーさんに伺ってみたところ、カーボンロックでエンジンが回らなくなることは起こるそうです。
カーボンロックというと、アペックスシールやサイドシールがカーボンによって固着し圧縮がなくなってしまうことがまず頭に浮かびますが、固着してしまうがゆえに回らなくなることもあるようです。

＞2)錆びているか確認方法はないのでしょうか？
エンジン内部の錆びは、2年間エンジンをかけていない状況や環境などにもより左右されますので錆が発生している可能性は否定はできないと思います。
内部が錆ているかどうかの確認方法ですが、小型のファイバースコープがあれば、プラグホールよりローターの一部を確認できるかもしれませんが断定するには難しいと思います。やはりエンジンを分解しないと錆の確認は難しいのではないでしょうか。

＞3)他にエンジンが回らない理由はないのでしょうか？
他にエンジンが回らない理由があるとすれば、エンジンで駆動している補機部品が固着しエンジンが回らなくなる場合です。
例えば、デスビやオルタネーター、エアコン・コンプレッサーがロックしエンジンに負荷がかかり回らなくなっている可能性などが考えられます。（可能性的には低いと思いますが）
この場合の確認方法は、補機ベルトを外せばオルタネーターやエアコン・コンプレッサーのロックしているか否かは点検できます。またデスビは取り外し手で回転させてみれば確認可能です。

エンジン内部の不具合の場合、強引にエンジンを回そうとすれば、アペックスシールなどが破損してしまう恐れがあります。ご予算のご都合等もあるかと思いますが、お近くにローターリーエンジンの修理に精通している工場があれば診ていただいた方がいいでしょう。