E25キャラバンのディーゼルエンジンですが、
先月辺りから、アクセルを少し開いた状態で一定にしているとき
急にパワーが無くなり、そのままアクセルを開けても全然パワーが
出なくて、1回アクセルを完全に閉じてから開けると回復します。
40～50kmに1～2回起きます。

症状から推測する故障原因としてまず疑われるのがディーゼルエンジンで多い燃料系の不具合が考えられます。基本的な部分ではフューエルフィルター（燃料の中の微粒なごみなどをろ過するフィルター）の詰まりが考えられます。
長年使用した場合フューエルフィルターも詰まってきます。（※メーカーで指定されているフューエルフュルターの交換時期は60,000 km、又は5年ごとのどちらか早い方になっております。）
フューエルフィルターが詰まると燃料圧力、いわゆる燃圧が下がってきます。燃圧が下がってくると空燃比（燃料と空気の割合）がリーン（混合気が薄い状態）になりエンジンによくない状況が発生してきます。
ただ、今回の症状で考えると1回アクセルを完全に閉じると回復し、その頻度も40～50kmに1～2回程度とのことですよね。そうなりますと他にもいろいろな原因が考えられます。現在のエンジンは様々な電子制御部品で構成されているため、例えばアクセルペダルポジションセンサー（アクセルの開度を検知しているセンサー）やエアフローセンサー（エンジンへの空気吸入量を計測するセンサー）やスロットルポジションセンサー（スロットルバルブの開度を検出するセンサー）などに何らかの不具合があったとしても今回の症状のように加速不良になることもあります。

いずれにしてもプロの点検・確認作業が必要になりますので一度、お近くの修理工場で故障原因を診断してもらいましょう！